『頭のなかの声』-プログラムⅠ(NO.14)-

テキスト

頭のなかの声 

一瞬、私は自分の心から離れて、いわばもっと深い視点から自分を見ていた。思考から気づきへの瞬間的な移行だった。

私はまだトイレにいたが、他にはもう誰もいなかったので、鏡に映る自分の顔を見つめた。そして自分の心から離れたその一瞬に、声を上げて笑ったのだ。狂気じみた笑いに聞こえたかもしれないが、それは正気の笑い、恰幅のいいブッダの笑いだった。

「人生なんて、お前の心が思い込みたがるほど深刻なものじゃないよ」。その笑いはそう語っているようだった。

本文省略

私は衝動的な思考と心が創り出した間違った自己意識から解放された。

引用元:ニュー・アース 意識が変わる世界が変わる [ エックハルト・トール ] 『第二章エゴという間違った自己のメカニズムー頭のなかの声』より

※書籍のご一読を推奨します。

テキスト音声 1:14

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MEMO動画 3:38

Navigator’s Comment

私は衝動的な思考と心が創り出した間違った自己意識から解放された。

前回ご紹介した”イーグルアイの瞑想”は試されましたか?

慣れてきたら、起きて日常生活をしている時でも常にイーグルアイで自分自身を観察する癖をつけていきます。

ついついこれまでの習性から、湧いてくる思考をジャッジメントしがちですが、そもそも善悪の判断、抵抗、それ自体が思考、つまりエゴであると気づいてくるようになれば、しめたものです。

あくまでもたんたんと観察に徹します。

観察するのは思考と感情です。思考も感情も流れゆくエネルギー。

どのようなエネルギーがあなたの体のどこをどのように流れていくのかを観察します。

ではでは、ALOHA!