『幻の自己』-プログラムⅠ(NO.13)-

テキスト

幻の自己 

日常的な使い方の「私(I)」には根源的な誤りがあり、あなたが何者であるかを誤解させ、ありもしないアイデンティティを意識させる。

 

この幻の自己意識は、時空の現実だけでなく人間性についても深い洞察力を有していたアルバート・アインシュタインが「意識の光学的幻」と呼んだものだ。この幻の自己意識がその後のあらゆる解釈の、というよりも現実に対する誤解のベースになり、すべての思考プロセス、相互作用、関係性に影響する。あなたの現実はこの根本にある幻を反映する。

 

ところで、良い知らせがある。幻は幻と認識すれば消える、ということだ。幻の認識はまた幻の終わりでもある。あなたがそれを現実と誤解しているあいだだけ、幻は存続する。自分が何者でないかを見きわめるなかから、自ずと自分は何者かという現実が立ち現れる。

 

引用元:ニュー・アース 意識が変わる世界が変わる [ エックハルト・トール ] 『第二章エゴという間違った自己のメカニズムー幻の自己』より

※書籍のご一読を推奨します。

テキスト音声 1:33

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MEMO動画 8:06

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思考は性別、持ち物、知覚される身体、国籍、人種、宗教、職業など、他の思考を引き寄せる。

その他にも親などの役割、積み重ねられた知識や好悪などの意見、それに過去に「私に(me)」起こった出来事などとテキストでは紹介されています。

さて、今回は”イーグルアイ”の瞑想をご紹介します。

 ”イーグルアイ”の瞑想

◆あなたの意識をイーグル(鷲)の目に見立てる。

◆自分(肉体)よりも2~3メートル斜め上空からイーグルアイで自分自身を観察する。

これだけです。肉体の背後あるいは上空から”仮の自己”を観察しているという意識をもつことで、自分の思考と自分自身とを切り離します。

イーグルアイに慣れてきたら、額の中心(松果体)に意識を置いてもいいですし、自分のやりやすいようにするといいでしょう。

考えている心からその背景にある気づきに自分自身のアイデンティティが移行したことがある人は、その体験を決して忘れない。

ではでは、ALOHA!