テキスト
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私たちが花と呼ぶ香り高く繊細な存在は、他の種の意識の進化に欠かすことのできない役割を担いだす。人類はますます花にひきつけられ、魅せられる。人類の意識が進化するなかで、実用的な目的をもたない、つまり生存と結びつかないのに高く評価された最初の対象はきっと花だったに違いない。花々は無数の芸術家、詩人、神秘主義者にインスピレーションを与えてきた。
イエスは、花について思え、そして花から生き方を学べ、と語った。ブッダはあるとき、弟子たちを前に一本の花を掲げ、「黙して語らなかった」という。しばらくして弟子たちの一人、マハーカッサパという僧が微笑んだ(拈華微笑)。マハーカッサパだけがブッダの沈黙の教えの意味を理解したのだ。言い伝えによれば、この微笑(悟り)はその後二十八代の師に伝えられ、やがて禅の始まりになった。
花に美を見出すことを通じて、人類はほんのつかの間であれ、自分の最も内なる存在の核心にある美や本質に目覚めるのではないか。美というものの最初の認識は、人類の意識の進化にとって最も重要な出来事の一つだった。その認識と本来的に結びついているのが喜びと愛という感情である。それとははっきりと気づかないうちに、花々は私たちにとって、自らのなかの最も高貴で聖らかな、究極的には形になり得ないものを表現するものになった。
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有史以前から花々や結晶、貴石それに小鳥は、人類の魂にとって特別の意味をもっていた。もちろんいずれも、他のあらゆる生命体と同じくすべての源であるひとつの「生命」、ひとつの「意識」が一時的に形となって現れたものだ。これらがなぜ特別の意味をもち、なぜ人類がこれほど魅了され共感を覚えるのか、それはその美という特質に帰することができるだろう。
人間がある程度「いまに在る」という本質的な生き方ができるようになり、外界への静かで鋭敏な意識が芽生えると、生命の聖なる本質、つまりすべての生物、あらゆる生命体に存在する意識あるいは魂を感じ取り、それが自分自身の本質でもあると気づいて愛するようになる。
だがそれまでは、たいていは外形的な姿ばかりを見て、内なる本質になかなか気づかない。自分自身の本質がわからず、肉体的、心理的な形が自分であると信じ込む。
しかし先に述べた「いまに在る」生き方にろくに、あるいはまったく達していない者でも、花や結晶や貴石や小鳥に物理的な存在以上のものを感じ取って、それがひかれる理由だと自覚しないままに、同じ仲間だと親近感を覚えることがある。これらは美しいがゆえに、他の生命体ほどには内なる魂が形に曇らされていない。
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この三つの「悟りに達した」生命体は、古代から人類の意識の進化のなかで非常に重要な役割を演じてきた。たとえば、なぜ蓮華の玉が仏教の中心的象徴になったのか、なぜキリスト教では白い小鳩が聖霊を表すのか。これらは人類に運命づけられた地球的意識のさらに奥深い変化への土台を準備してきたのである。
その変化こそ、いま私たちが目の当たりにしようとしているスピリチュアルな目覚めなのだ。
引用元:ニュー・アース 『第一章 私たちはいますぐ進化しなければならない 花、開く』より
※書籍のご一読を推奨します。
テキスト音声 4:25
MEMO動画 3:10
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本日からよろしくおねがいします。
開始後数回は引用が長いですが、基本的に短くなっていきます。日々のことなのでなるべくシンプルにしていきますね。
力が入るとエネルギーが滞るので、気負わず気楽にまいりましょう。
おススメスタンスは、理解しようとせず、ながれのままに、ただ大いなる自己に委ねる感じで。
ご自身のことばで結構なので、大いなる自己に宣言するのもおススメです。
例えば、、、
・わたしはこのプログラム(ツール)を使って、本来の自分に繋がることを意図する
・このプログラム(ツール)は、本来の自己へわたしが目醒めることを促進する、などなど。
また、コメント欄を用意していますので、インスピレーションが降ってきたときは、アウトプットに活用してください。
外側を意識してきれいにまとめる必要なんかありませんし、正解とか不正解とか気にしない気にしない。
大切にしてほしいのは、”わたしはいま、何を感じたのか” ってことですので。
たとえば、今回の『花、開く』で降りてきたわたしのインスピレーションはこんな感じです。
こんな感じでひとこと、自分にしかわからないような直感的な表現でもOK!
アウトプットしてエネルギーを動かしてあげてくださいませ。
ではでは、ALOHA!
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