『外も内も』-プログラムⅠ(NO.119)-

テキスト

外も内も 

人類の集団的な病は、人々があまりに起こることに囚われ、移ろう形の世界に魅了され、人生の中身にばかり夢中になって、中身を超え、形を超え、思考を超えた本質を忘れていることである。

 

また人々は時間に振り回されて永遠を忘れている。永遠が真のあなた自身の生きた現実なのだ。

 

引用元:ニュー・アース 『第七章 ほんとうの自分を見つけるー外も内も』より

※書籍のご一読を推奨します。

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MEMO動画 4:36

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なるほどなあ、というエピソードが本文中に書かれていますので引用しておきます。

 

数年前、私は中国を訪れ、桂林に近い山の上の仏舎利塔に詣でた。塔に金色の文字が彫ってあったので、何と書いてあるのかと中国人の友人に尋ねた。

「佛」と書いてあるのです、ブッダという意味ですよ、と彼は答えた。「この文字は二つの部分からなっていますね、なぜですか?」。私は尋ねた。

「一つはニンベンで『人間』を表しています。そしてツクリのほうの弗は『あらず』、つまり否定を意味しているのですよ。この二つを組み合わせるとブッダという意味になります」。

私は感心した。ブッダを表す漢字にはすでにブッダの教えそのものが含まれている。そして見る目をもった者には人生(生命)の秘密を明かしている。

ここには現実をつくりあげる二つの側面、思考と無思考が、形と形の否定が、そしてあなたは形ではないという認識が記されているのである。

ではでは、ALOHA!